保育園でも「ママの愛情」を
1日の大半を保育園で過ごす子どもたちにとって、保育園という環境が安心して過ごせる環境であることはとても大切なことです。
保育園を子どもたちにとって安心できる場所にするには、「母親」と同じように信頼でき、愛着を持てる存在が必要です。
そのため、当法人の保育園では、園児一人一人の成長を見守り、子どもたちが安心感と信頼感の中で活動できるよう、保育士が特定の乳児さんを担当する"育児担当制"を導入しています。
保育士は、自分の担当した子どもたち一人一人の発達や個性を把握し、いつ、どんな援助が必要か考えて保育をしています。
特に、乳児期においては、"食事","着脱","排せつ"における生活面の援助を、特定の保育士が毎日同じ手順で行うことで、一人一人に適切な援助を行えると同時に、成長を温かく見守ることができます。
そうすることで、子どもたちの少しの成長にも気付くことができ、一緒に喜び合えることで、信頼関係がより密になっていきます。
このように、乳児期に特定の大人との愛着関係が十分に形成されることで、子どもたちの情緒の安定が図られ、自己肯定感を高めることができ、幼児期以降の集団生活も、主体性を持って活動できるようになります。
本来、愛着形成は母子関係において大切だと言われることですが、保育園にいる時間のほうが、家庭で過ごす時間より長くなることもある子どもたちにとっては、保育士の存在はお母さんに近いものだといえます。
"保育園でのお母さん"として子どもたちとの愛着関係を築きながら、また"保育士というプロ"として、子どもたちの安全を守り、微妙な変化や成長などを、みんなで協力しながら育み、喜び合えるそんな保育を行っています。
上記の通り、当園は「子どもたちにとって母親のような存在になり、子どもファーストで子どもの立場にたった保育」を日々行っています。